七五三は子どもの成長をお祝いする節目の行事です。主役のお子さまの姿を残すのはもちろんですが、兄弟姉妹も一緒に写真を撮ると、その時期ならではの関係や家族の雰囲気まで残すことができます。
きょうだいで並んだ写真には、ひとりで写る記念写真とは違うよさがあります。少し照れた表情や、手をつないだしぐさ、顔を見合わせて笑う様子など普段のやりとりまで写真の中に残るからです。成長するにつれて距離感も変わっていくので、七五三のタイミングで撮る一枚は、あとから見返したときにも特別な思い出になってくれます。
そこでポイントになるのが、きょうだいみんなの服装選びです。それぞれに似合うということを大事にしながら、全体の雰囲気にもまとまりを持たせると写真がぐっと素敵なものになるでしょう。

七五三できょうだい撮影をするよさ
七五三のきょうだい撮影が人気なのは、主役の成長だけでなく兄弟姉妹の「今の関係」まで残せるからです。たとえば、上の子が下の子を気にかける様子や、下の子が兄や姉にくっついている姿には、その家庭にしかないあたたかさがあります。きちんと並んだ写真も記念になりますが、笑い合ったり話しかけたりしている瞬間には、もっと自然な空気が写ります。
さらに、きょうだい写真は数年後に見返す楽しみもあります。「この頃はまだ背の差がこんなにあったんだな」「この組み合わせ、似合ってたな」と、その時しかないきょうだいの距離感と家族の雰囲気を写真の中に残すことができます。
服装選びで意識したいこと
全員を同じ雰囲気にしておそろい感を出しすぎる必要はありません、それぞれの年齢や個性に合う服を選びながら、色味やテイストに共通点を持たせたほうが、自然でまとまりのある写真になります。たとえば、青系、赤系、ベージュ系、くすみカラーなど全体の色の方向をそろえるだけでも十分です。まったく同じ色でなくても、近いトーンでまとめるとやさしい統一感が出ます。
和装なら帯や髪飾り、洋装ならネクタイやカーディガン、靴などでリンクを作るのもおすすめです。全部を同じにしなくても「なんとなくそろって見える」くらいがちょうどいいかもしれません。
もうひとつ意識したいのは主役とのバランスです。七五三を迎えるお子さまが自然に引き立つようにしつつ、きょうだいの服装も浮かないようにすると全体がまとまります。主役の衣装が華やかな場合は、きょうだいは少し落ち着いた色味にするとすっきりとした印象に仕上がります。

和装でそろえるきょうだい撮影
七五三らしい雰囲気をしっかり残したいなら和装はやはり人気があります。着物や袴、被布は、子どもの可愛らしさときちんとした華やかさの両方を引き出してくれます。
男の子の兄弟なら、兄は袴、弟は被布という組み合わせが定番です。年齢差があるほど、それぞれの雰囲気の違いが出て並んだときにも絵になります。
女の子の姉妹なら、着物の色違いや柄の雰囲気をそろえると、やわらかくまとまります。赤とピンク、紫とアイボリーなど、近いトーンでまとめると華やかすぎず上品になります。髪飾りや帯の色に共通点を持たせるのも、まとまりを出しやすい方法です。
最近は古典柄だけでなく少しモダンな印象の和装も人気です。伝統的な雰囲気は残しながら今の空気にもなじみやすく、かたくなりすぎない仕上がりになります。

和洋ミックスで今っぽく見せる
少し違った雰囲気にしたいときは、和装に洋の要素を少し取り入れる和洋ミックスもおすすめです。たとえば、着物にブーツを合わせたり、袴に蝶ネクタイ風の小物を合わせたりすると、きちんと感を残しながらほどよく今っぽく見せられます。
このスタイルは、子どもらしさとおしゃれ感のバランスが取りやすいのがよいところです。兄弟それぞれの個性も出しやすく、写真全体が重たく見えにくいのもポイントです。
ただし、小物をたくさん入れすぎると、まとまりがなく見えることがあるので、和洋ミックスにするときは見せたいポイントを絞って取り入れるほうがすっきりした印象になります。
洋装でやわらかく残すきょうだい写真
洋装のきょうだい撮影は、やわらかく親しみやすい雰囲気に仕上がるのが特徴です。和装より動きやすいため、のびのびした表情も出やすく自然な雰囲気を残したいご家族にも向いています。
きちんと感を出したいなら男の子はシャツにベストやジャケット、女の子はワンピースやドレスなどのクラシカルなスタイルが人気です。少しよそいき感があるだけで特別な日の記念らしさが出ます。
一方でシャツとパンツ、ワンピースとカーディガンのような少しカジュアルな組み合わせも、きょうだい写真にはよく合います。かしこまりすぎないので普段に近いやわらかな表情が残せるでしょう。

年齢差があるきょだい撮影で意識したいこと
年齢差があるきょうだい撮影では、その差を無理にそろえようとしないことが大切です。身長差やしぐさの違いは、むしろ写真の中で見どころになります。
上の子には、少しだけお兄ちゃん、お姉ちゃんらしい動きをお願いすると関係性が伝わります。年下の子には完璧なポーズを求めすぎないほうがうまくいきます。じっと並ぶよりも、自由に動いたり、兄や姉のほうを見たりする姿のほうが、その年齢らしさが出ることも多いです。そろった写真と少し動きのある写真、その両方を残せると見返す楽しみも増えます。
きょうだい写真をきれいに残すためのポイント
子どもたちが無理なく過ごせる流れの中で撮影することで、その子らしい表情やしぐさが残りやすくなるので服装だけではなく、その場の雰囲気づくりのとても大切です。
全員がまっすぐカメラを見る写真はもちろん大事ですが、それだけでなく顔を見合わせる、手をつなぐ、少し寄り添うといった構図もよく合います。
また、家族写真も一緒に残しておくとその日の特別感がより深まります。きょうだいだけの写真とはまた違って、その時期の家族全体の雰囲気がしっかり残るからです。主役の成長を祝う一日として、きょうだい写真と家族写真の両方を残しておくとよいでしょう。

よくある質問
| Q1. 七五三のきょうだい撮影では、きょうだいも和装にしたほうがいいですか? |
|---|
| A:必ずしも全員を和装にしなくて大丈夫です。主役のお子さまが和装で、きょうだいは洋装という組み合わせでもきれいにまとまりますよ。全員そろっていなくても、色味や雰囲気が合っていれば写真は可愛くなります。 |
| Q2. きょうだいでまったく同じ服装にしたほうが、写真はきれいに見えますか? |
| A:おそろいは可愛いのですが必須ではありません。むしろ、少し違いがあるほうがそれぞれの年齢や個性が出ます。色や小物だけそろえるくらいでも、ちゃんとまとまりは出ます。 |
| Q3. 主役ではないきょうだいの服装は、どこまで華やかにしていいですか? |
| A:主役より目立ちすぎなければ問題ないです。迷ったときは、主役の衣装より少し落ち着いた色味やデザインにしておくと全体のバランスが取りやすいですよ。 |
| Q4. 年齢差があっても、おしゃれに撮れますか? |
| A:もちろんです。むしろ年齢差があると身長差やしぐさの違いが出るので、きょうだい写真らしさが出ます。上の子は少しお兄ちゃん、お姉ちゃんらしく、下の子はその年齢らしくいてくれるだけで十分絵になりますよ。 |
| Q5.どんな色合わせが人気ですか? |
| A:ベージュやくすみカラーはやわらかく見えやすくて人気ですし、赤系やネイビー系は七五三らしい華やかさを出しやすいです。どの色でも同系色や近いトーンでまとめると、写真全体がすっきり見えます。 |
| Q6. 洋装で撮る場合は、どんな服装がおすすめですか? |
| A:男の子ならシャツにベストやジャケット、女の子ならワンピースやドレスが定番です。少しきちんと感のある服は記念日らしさが出ます。逆に少しカジュアルな洋装はやわらかな印象になるのでその雰囲気が好きな方にもおすすめです。 |
| Q7. 小さいきょうだいがじっとしていられるか心配です。 |
| A:そこは本当にご相談の多いところです。でも、きっちり並んだ写真だけが正解ではないので大丈夫ですよ。少し動いてしまっても、やりとりしている様子や寄り添う姿が、かえって思い出に残る一枚になることもあります。無理なく進めるのがいちばんです。 |
| Q8. 家族写真も一緒に撮ったほうがいいですか? |
| A:はい、ぜひ残していただきたいです。家族全員で写ると、の日の空気まで思い出として残ります。あとから見返したときに「この時こうだったね」と話しやすいのも家族写真のよさですね。 |
| Q9. 髪型や小物もそろえたほうがいいですか? |
| A:全部そろえなくても大丈夫です。たとえば髪飾りの色を合わせたり、靴やネクタイの色味をそろえたりするだけでも十分まとまります。細かいところに少しリンクを作ると、やりすぎ感なく統一感が出せますよ。 |
| Q10. 七五三のきょうだい撮影で、いちばん大切なことは何ですか? |
| A:いちばんは、その子たちらしい雰囲気が残ることです。きれいに整えるのも大事ですが、それ以上にきょうだいならではの距離感や表情が写っていると、あとから見たときにぐっとくる写真になります。少し崩れていても「この子たちらしいね」と思える一枚はやっぱりよいものです。 |

七五三のきょうだい写真は、主役のお祝いの記録であると同時に、兄弟姉妹の今の関係や家族の時間まで残せる一枚です。服装を選ぶときは、それぞれに似合うことを大切にしながら、色味や雰囲気に少しつながりを持たせると、まとまりのある写真に仕上がります。
和装には七五三らしい華やかさがあり、洋装にはやわらかく親しみやすいよさがあります。少し照れた表情も、並んだときの距離感も、その年齢だからこそ残せるものです。きれいにそろえることだけにこだわりすぎず、あとから何度も見返したくなる写真を残しましょう。