結婚式をやりたくない場合、どんな代替案がある?結婚式への考えは近年変化している!

少し前まで、結婚式は、すてきなドレスを着てたくさんの人にお祝いしてもらう幸せなものというイメージがありました。以前は女性の憧れのような扱いを受けていた結婚式ですが、最近は「結婚式をやりたくない」という女性が増えていることをご存じでしょうか。



そこで今回は、結婚式に前向きになれない方に対して、近年の意識の変化や代替案について紹介します。
これから結婚を予定している方は、ぜひ参考にしてください。



「結婚式をしたくない」と考える理由
    「結婚式をやりたくない」と考える人の主な理由をまとめたので、9つに分けて詳しく解説していきます。


    金銭的負担が大きい
    結婚式をしたくないと考える理由の一つに、結婚式の高額な費用が挙げられます。会場代・衣装・料理や演出などさまざまな費用がかかり、招待客40人の場合の相場は200~300万円と言われています。地域や式場、式の内容によっても金額は大きく変わりますが、最低100万円は必要です。
    そのため、一度きりのイベントにそこまで多額のお金を使うことに抵抗がある人も少なくありません。また、本当は結婚式をしたいけれど金銭的な理由で諦めている人も一定数います。


    目立ちたくない
    結婚式は新郎新婦が主役になるため、どうしても目立たないようにはできません。人から注目されることが苦手な人にとって、たくさんのゲストから注目を集めて写真を撮られるというシチュエーションは、パニックになってしまう可能性もあります。

    結婚式の最中は多くの人々に見守られるため、あまり目立ちたくない人にとっては数時間もの間、つらい時間を過ごすことになるでしょう。

    交友関係の問題
    交友関係が狭く、結婚式に呼べる友人がいないケースもあります。交友関係の広さは個人差が大きいため、友人の人数によっては結婚相手のゲストとの人数調整が難しくなることもあるでしょう。友人が少ないことで相手の家族や友人にネガティブな印象を抱かせるのではないかと不安に思うことで、結婚式に対して消極的になる人がいます。


    準備の負担
    結婚式の準備は、一般的に半年~1年ほど時間がかかると言われています。準備の過程も楽しめる人はよいかもしれませんが、準備そのものが面倒と感じる人もいるでしょう。

    期間中は何度も打ち合わせが必要になるので、男女問わず仕事やプライベートで忙しい人にとっては大きな負担となりかねません。また、相手との意見のすれ違いが起こりやすい内容でもあり、ケンカに発展することもあるので、準備が嫌になってしまうこともあるようです。


    場所の問題
    お互いの実家が遠方にある場合は、どこで結婚式をするのかという問題も起こります。もし、お互いの実家から結婚式場までの距離が離れている場合、招待客に負担がかかるため、ためらいを感じてしまう人もいるでしょう。ゲスト全員にとってアクセスがよく、訪れやすい場所を選ぶのは難しいため、結婚式場選びだけで疲弊してしまうかもしれません。
    また、ゲストが遠方に住んでいる場合は車代が高額になることも懸念事項の一つと言えます。


    体調や生活環境などの問題
    妊娠など体調的な理由や生活環境の問題などで、現実的に結婚式を挙げることが難しいことも理由に挙げられます。
    特に授かり婚の場合は、「つわりで体が思うように動かない」「行動が制限されささいなことでも大きな負担になりやすい」など、注意すべきことが多い時期です。
    また、「仕事などで忙しく時間が取れない」「夫婦間で生活リズムが全く違う」といった場合も準備がなかなか進まないことがあります。



    結婚式に必要性を感じない
    近年は、「そもそも結婚式を挙げる必要性を感じない」という考えの人も増えているようです。公私の区別をはっきりしたい場合、「ご祝儀をもらってまで大勢の前でプライベートなことを披露する理由がわからない」という意見を抱きやすいのかもしれません。
    また、夫婦間で結婚式への意見や考えが異なるケースも多く、最終的に結婚式はしないという決断をするケースもあるようです。


    マリッジブルー
    環境の変化による不安が大きいと、マリッジブルーによって結婚式に対する不安も大きくなることもあります。
    将来への不安から、結婚式どころか結婚そのものに対する意欲が薄れてしまうかもしれません。
    マリッジブルーになったら、まずは素直に今の自分の気持ちを相手に伝えることで、お互いの理解を深めることが大切です。


    他のことにお金をかけたい
    結婚式よりも新婚旅行や新居の購入など、他のことにお金をかけたい場合は結婚式をやりたくないと感じるかもしれません。
    たった1日の結婚式に数百万円もお金をかけるくらいなら、その予算を新婚旅行や新居、子どもの将来の備えなど、他のことに回したいと考えるからです。何にお金をかけたいのかは人によって異なるため、パートナーとよく話し合って決めましょう。



    ■結婚式をしないメリット・デメリット
    続いて、結婚式をしないメリットとデメリットについて考えてみましょう。

    メリット

    <新生活準備に余裕をもてる>
    結婚式に時間を割かない分、これから始まる新生活への準備に十分な時間を確保できます。たとえば結婚式をする場合、半年~1年間の準備に追われることで新生活も慌ただしくなりかねません。
    他にも、入籍の手続きを済ませてお互いの実家に挨拶へ行き、新居への引っ越しをする、などやるべきことはたくさんあります。結婚式をしないだけで気持ちや時間に余裕ができるため、焦らず新生活を始められるでしょう。

    <結婚式以外のことにお金をかけられる>
    結婚式を挙げないということは、他のところにお金をかけられるメリットがあります。たとえ経済的に余裕があっても、何にお金を使うかという価値観は個人差が大きいため、現実的な考えの人の場合、「お金は将来のために別の用途に使いたい」と考えるかもしれません。結婚後は出費が重なるので、節約したい人のほか、結婚指輪や新婚旅行を豪華にしたい人には、結婚式をしないほうがメリットになることもあります。

    <遠方のゲストに気を使わせない>
    結婚式を挙げると、主催者だけでなくゲストにも金銭的負担をかけることにつながります。
    結婚式に列席するためのスケジュール調整や衣装・着付けの手間、そしてご祝儀の用意も必要です。特に、遠方から来るゲストは移動時間や宿泊費などの負担が大きくなりかねません。結婚式を挙げないことで、ゲストに負担をかけずに済みます



    デメリット

    <気持ちの切り替えをしづらい>
    時間と手間をかけて結婚式を挙げることで、結婚したことを実感できるようになるでしょう。婚姻届けを提出しに市役所へ行くことで結婚の実感がわく人もいますが、イベント的な規模で考えると結婚式に比べて気持ちの切り替えをしづらいでしょう。独身時代の生活と決別してけじめをつけるという意味でも、結婚式は大きな区切りです。これから新生活をスタートさせる実感がほしい場合は、結婚式を行うことをおすすめします。

    <思い出作りができない>
    結婚式をしないことで、2人にとって忘れられない思い出作りができないという点もデメリットです。
    結婚式にはお金と手間がかかるので苦労も多いですが、一生の大切な思い出として記憶に残ります。家族や友人に見守られて祝福してもらった記憶は、いつまでも色あせないでしょう。結婚式をしないということは、人生を記念すべき思い出作りの機会を一つ失うとも言えます。人によっては、後々結婚式をしなかったことを後悔して引きずってしまうかもしれません。

    <結婚報告の手間がかかる>
    結婚式は多くの友人に一斉に結婚を知らせるよい機会です。そのため、結婚式をしない場合は一人ひとり個別に報告をしなくてはいけません。また、SNSやメッセージで報告はできても、結婚式とは違って直接パートナーを紹介するのは難しいでしょう。入籍後の手続きや新生活の準備で忙しく、結婚報告のタイミングを大幅に逃してしまったという人もいます。個別に連絡をすると連絡漏れが起きてしまう可能性もあるので、注意が必要です。



    ■結婚式をしたくない場合の原因別代替案
    結婚式をしたくない方のために代替案をこちらで紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。


    出費が負担になる場合
    結婚式をしたいと考えている場合は規模の小さな結婚式にすることで、出費を大幅に抑えられます。
    少人数にしたりドレスのお色直しを減らしたりするほか、結婚式シーズン以外の時期を狙うことで式場費用を抑えることができるでしょう。また、結婚式という形式にこだわらない場合は、親族のみの食事会にするスタイルもあります。レストランによってはレストランウエディングに対応しているところもあるので、気になるお店がある場合は聞いてみるとよいでしょう。
    お金をかければそれだけ華やかで盛大な結婚式ができますが、出費を抑えてカジュアルな式にすればアットホームで心温まる結婚式になるでしょう。

    また、着替えが有料であっても予算内に収まるのであれば問題ないという考え方もあります。そのため、七五三にかけられる費用をあらかじめ見積もっておき、その範囲内で撮影にかけるコストを決めるというのも一つの方法です。


    注目されることに抵抗がある場合
    注目されることに抵抗がある人は、誓いのキスやケーキバイトなどの演出を減らして結婚式の内容をシンプルにするという対処法もあります。結婚式を挙げることに抵抗はないけれど、自分に注目が集まるのは嫌だという人は、新郎新婦がメインになるイベントの内容を見直してみてください。なるべく人から注目される演出が減れば、必要以上に緊張することもなく結婚式を楽しめるでしょう。

    体調などが理由の場合
    妊娠中など一時的な体調の不安定さや仕事の忙しさなどで結婚式が挙げられない場合は、無理してすぐに挙げる必要はありません。結婚式は準備の負担も大きいため、特に妊娠中の場合は焦らないことが大切です。まずは自分の体調を優先してください。入籍後に結婚式を挙げる夫婦も多いため、招待したい人には入籍後に結婚式を考えていることを伝えておくとよいでしょう。心身ともにしっかり準備ができた段階で結婚式の時期を考えてください。

    結婚式は難しいが思い出は残しておきたい場合
    お金や体調面などさまざまな理由で結婚式を挙げることが難しい場合は、フォトウエディングを検討してみてはいかがでしょうか。
    フォトウエディングとは、結婚式を挙げる代わりにフォトスタジオなどで記念撮影を行う、新たな結婚式のスタイルです。

    近年は手軽にきれいな思い出が残せる手段として、フォトウエディング単体はもちろん、結婚式と併せて行う人が増えています。
    フォトウエディングは新郎新婦が2人で衣装を着て撮影するため、思い出として残るだけでなく、結婚報告の写真として使えるといったメリットもあります。自分で撮影する方法もありますが、フォトスタジオを利用することでハイクオリティな仕上がりになるでしょう。
    経済的負担も少なく、ゲスト招待などの準備の必要もないということで、選択肢の一つとして検討するのがおすすめです。



    ■結婚式の準備期間中にやりたくなくなった場合
    マリッジブルーや結婚式をすることに不安が出てきてしまった場合の対処法を3つ紹介します。


    まずは原因を考える
    どうして結婚式をしたくなくなってしまったのか、具体的に理由を考えることで、原因の解決につながることもあります。自分の中で解決できることもあるので「いつから、どのような出来事が原因でしたくなくなったのか」思い出してみてください。また、1人で抱え込まず、家族やパートナーに相談してみることで客観的に物事を判断できるようになるかもしれません。



    早めに相手に相談する
    結婚式は1人だけで挙げられるものではないので、やりたくない場合は、相手にすぐ相談しましょう。
    キャンセルすることになった場合、時期によってはキャンセル料が発生するだけでなく、招待する予定だった家族や友人にも迷惑がかかります。できるだけ早く相談して、妥協点や改善方法について話すようにしましょう。結婚式の内容について変更を希望する場合は、ウエディングプランナーとも早めに話し合うようにしてください。


    延期やキャンセルについて
    どうしてもやりたくない場合は延期やキャンセルも可能です。しかし、キャンセル料金や延期の追加料金がかかる可能性もある点に注意してください。また、直前のキャンセルや延期はゲストにも迷惑がかかるため、検討する場合は慎重に行いましょう。一次的な感情に流されないよう、冷静に考えることが大切です。



    結婚式をやらない場合にしておくべきこと


    周囲には必ず感謝の言葉添えて報告すること
    親しくしている友人やお世話になった方などには、必ず感謝の言葉を伝えながら結婚した旨を伝えましょう。相手との関係性によっては結婚したことを黙っていると、人間関係に悪影響が出ることもあります。今までの感謝の気持ちを伝えつつ、丁寧な文章で報告することを心がけてください。できるだけ口頭ではなくハガキで伝えることで、丁寧な印象を与えられます。入籍後すぐに報告するのではなく、年賀状でのご挨拶を兼ねてもよいでしょう。報告漏れがないように、事前に結婚報告すべき人をリスト化しておくことも大切です。

    両親への挨拶
    結婚前に話をしている場合でも、改めてお互いの両親へ挨拶に行くことも忘れてはいけません。結婚後は再度両親に対して感謝の気持ちを伝えて、これから2人でこの先の人生を歩んでいく決意や覚悟を伝えましょう。お互いの固い絆を見せることができれば、両親も安心して2人の門出を祝福できます。
    お互いの家族の紹介を兼ねて、食事会をするのもよいでしょう。

    結婚式をしていない場合でもご祝儀の内祝いは必須
    結婚式をする場合は引き出物が内祝いの扱いに該当しますが、結婚式をしない場合は内祝いを送らねばなりません。ご祝儀をもらった場合は、1か月以内にお返しとして内祝いを贈ることがマナーです。いただいた金額の半分程度の金額が相場ですが、高額なお祝いをいただいた場合は3分の1を目安に考えます。また、少額のご祝儀は内祝いを送るとかえって失礼になる可能性がある点にも注意が必要です。
    基本的には内祝いは直接お相手に手渡しますが、相手が遠方に住んでいる場合は郵送でも問題ありません。





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    ■まとめ

    結婚式への考えは近年変化しており、多様な結婚式のスタイルが誕生しているため、挙式しない場合でもそれぞれの事情に合った方法でお祝いできるでしょう。
    結婚式を挙げないものの、写真で思い出を残したい方は、スタジオエミュのフォトウエディングをご利用ください。ハイクオリティなフォトウエディングで、大切な思い出を形に残せます。