結婚写真だけ撮る場合の費用は?追加料金が発生しやすいパターンと費用を抑える方法を解説!
近頃、結婚式を挙げる代わりに、ブライダル衣装を着て写真だけを撮るカップルが増えています。
写真撮影だけを選んだ場合、式を挙げるよりも費用を抑えられるイメージはつきますが、そもそもどのくらいでできるのか、プランの内訳や追加料金はどうなっているのかというところまではわからないという方も多いと思います。
そこで今回は、結婚写真だけを選んだ場合の費用相場や追加料金が発生しやすいケースなどを紹介します。
■結婚写真だけを望んだ場合の費用はどのくらい?
結婚式を挙げずに結婚写真の撮影だけをする場合、どのような費用がかかり、相場はいくらぐらいなのでしょうか。ここでは、撮影費用の内訳や相場について解説します。
撮影費用の内訳
まず、フォトウェディングの撮影費用には、どのような内訳があるのか紹介します。。
<撮影費用>
撮影費用とは、基本的に撮影枚数によって変わります。撮影枚数は、撮影する場所によって異なり、動きのある撮影ほどカット数は多くなるため、枚数が増える傾向にあります。
また、思い出に残る高品質な写真を望んだとしても、仕上がりは依頼するスタジオや写真家の経験と技術力によって差が出るでしょう。
腕のよい写真家を指名すると、その分数万円程度の指名料がかかることもあります。
<衣装代>
衣装代とは、レンタルする衣装全般にかかる費用です。ほとんどの場合、基本プランには新郎新婦のベーシックな衣装が1着ずつ含まれています。
また、衣装はフォトスタジオが用意するケースと、スタジオと提携している貸衣装店が提供するケースに分かれます。
結婚写真では、衣装に重点を置きたい方も多いでしょう。後悔しないためにも、依頼するスタジオがどのような衣装を取り扱っているか、撮影当日に希望する衣装が着られるのか、などを確認しておきましょう。
<小物・アクセサリー費>
小物やアクセサリーをレンタルする場合も費用がかかります。
小物とは、撮影時に利用したいブーケやおしゃれな雰囲気を演出するフォトフレームなどです。アクセサリーは、洋装の場合はベールやネックレス、グローブ、靴などが挙げられます。和装の場合は、扇子や髪飾り、草履といったアイテムがレンタルできます。
基本プランに含まれているか追加オプションになるかは依頼するスタジオによって異なるため、事前に確認しておきましょう。
<ヘアメイク費用>
ヘアメイク費用とは、撮影当日に行われるメイクやヘアメイク、着付けにかかる費用です。
ヘアメイクは、プロのスタイリストが新郎新婦の希望を反映しながら行います。
和装の場合、着付けやヘアメイクに高度な技術が必要となるため、洋装よりも費用が割高になる傾向にあります。
結婚写真の費用を抑えたい場合は、比較的ヘアメイクや着付けの手間がかからない洋装を選ぶのも一つの方法です。
<写真データ費用>
写真データ費用とは、撮影データの受け取り、台紙付き写真1枚、アルバム作成にかかる費用などです。
撮影した画像はデータで受け取れるほか、写真のみの希望もできます。しかし、データのほうが長期間の保存に向いており、家族や親戚、友人などにも気軽に渡せることから、最近では多くの新郎新婦がデータの受け取りを利用しています。なかには、データを購入しなかったことを後悔するケースも多く見られるため、写真を選ぶ場合でも、データも併せて受け取っておくのがおすすめです。
なお、受け取れるデータは基本的に撮影した枚数ではなく、購入する枚数分のみというスタジオが多いので、注文時には注意してください。
<設備費用>
設備費用とは、スタジオや結婚写真を撮影するために必要な照明、機材といった設備の使用料を指します。
たとえば、教会風のスタジオにステンドグラスを飾って撮影するといった場合です。
このような設備費用は、基本プランに含まれていることがほとんどなので、スタジオの中にある設備や備品を使用したとしても、追加費用が発生することはありません。
相場は、プランやオプション、依頼するスタジオによって異なります。10~15万円未満が一般的ですが、なかには5万円ほどで撮影できるプランを用意しているフォトスタジオもあるので、できるだけ費用を抑えたい場合はそのようなスタジオを選ぶとよいでしょう。
また、撮影費用は5~10万円のケースと15万円以上のケースに分かれることが多く、費用の差は撮影する場所の違いによるものがほとんどです。撮影費用には大きな差が出やすいため、金額を抑えたい方には特に注意しておきたいポイントと言えます。
なぜ、撮影場所によって費用が異なるのでしょうか。トータルの費用に大きな影響を与える2つの異なる撮影場所について解説します。
<スタジオ撮影>
フォトスタジオの中で撮影するのがスタジオ撮影です。準備や撮影が1か所で完了するため、費用を抑えられます。
室内での撮影のため、「地味な写真になるのでは」と心配になるかもしれませんが、本格的な機材とプロのスタッフが揃っていることもあり、モデルになった気分で満足いく撮影を楽しめるでしょう。スタジオにはチャペル風や神社風のセットがいくつも用意されており、さまざまな小物を駆使して臨場感あふれる仕上がりになるよう工夫されています。
また、スタジオ撮影は天候の影響を受けないうえ、スタイリストも常に待機しているため、衣装やヘアメイクなどの乱れを気にする必要がないという点も魅力の一つです。
料金の相場は、依頼するフォトスタジオやプラン、衣装などによって幅がありますが、以下のようなケースが多いでしょう。
- ●洋装プラン:3~8万円程度
- ●和装プラン:4~10万円程度
- ●洋装・和装プラン:6~10万円程度
<ロケーション撮影>
ロケーション撮影とは、スタジオの外で行う撮影のことをいい、撮影場所は教会や神社、海辺、公園などさまざまなロケーションから選べます。
新郎新婦の好みや理想を反映したオリジナルな写真ができあがるため、完成イメージが明確な場合におすすめの撮影方法です。しかし、遠方まで出向いたり撮影場所が複数になったりするほど、移動費や人件費、その他の費用が多くかかり、費用が膨らむでしょう。
また、動きのある撮影になることから、撮影枚数が増えやすく、スタジオ撮影に比べて料金が高くなります。加えて、移動中の動きや天候、汗による衣装とヘアメイクの乱れにも気を配る必要があります。スタイリストの付き添いを希望するとアテンド料が発生する場合もあるため、注意が必要です。
他にも、原則として悪天候の場合はキャンセル料が発生することも忘れてはいけません。ただし、依頼するスタジオによってはキャンセル料が不要で日程を変更できる場合もあるため、依頼前にチェックしておきましょう。
基本的な費用は、スタジオ撮影と同じく依頼するフォトスタジオや衣装などによって異なります。具体的には、以下のような設定が多いでしょう
- ●洋装プラン:10~15万円程度
- ●和装プラン:15万円程度
- ●洋装・和装プラン:25万円程度
■追加費用が発生しやすい項目
ここでは、結婚式を挙げずに結婚写真の撮影だけの場合において、追加費用が発生しやすい項目を紹介します。よくわからないまま依頼すると、いつの間にか大幅に予算を超えてしまう恐れがあるので、確認しておきましょう。
衣装の追加やグレードアップ
前述したように、基本プランには新郎新婦ともに1着ずつ衣装が用意されています。しかし、衣装を追加したりグレードアップしたりすると、追加費用が発生します。衣装の追加は1着3万円程度、グレードアップは1万円程度が目安です。また、追加やグレードアップする場合のヘアメイクや着付け費用も各1万円程度みておく必要があります。
衣装やアクセサリー、小物の持ち込み
衣装やアクセサリー、小物の持ち込みの可否はスタジオによって異なります。特に、衣装の持ち込みは保管する際のトラブルを避ける意味でも不可としているスタジオもあるため、着たい衣装がある場合は必ず確認するようにしましょう。
また、持ち込み可の場合でも、有料になるケースがあります。持ち込みの可否は、依頼するスタジオを決める際の一つの指針となるでしょう。
追加費用は、1着の持ち込みで2~5万円程度が相場です。なお、衣装を持ち込んだからといって、プランに割引が適用されることはほとんどありません
インナーやシャツ
一般的に、新郎新婦が着用するインナーやシャツの費用は基本プランに含まれていないため、必要な場合は購入してください。
料金は、ドレスのインナーが1万3,000円前後、ウィングカラーシャツが9,000円前後です。
撮影枚数の追加
基本プランの撮影枚数は50~100カット程度が一般的で、それを超える場合は追加費用を支払う必要があります。撮影したい場面やポーズなどを事前に考えておけば、打ち合わせの際に伝えることで何カット必要になるのかを把握できるでしょう。
追加費用は、1~3万円程度が相場となっています。
データの購入・アルバム製作
基本プランは、撮影したすべてのデータを受け取れると決まっているわけではありません。すべてのデータが欲しい場合は、追加費用を支払って購入してください。購入費用は写真の枚数によって異なりますが、すべてのデータを購入する場合、3~5万円程度かかるでしょう。
また、台紙付き写真を焼き増ししたりプレゼント用のアルバムを作成したりする場合も別途費用が発生します。
台紙付き写真の焼き増しは1枚あたり5,000円程度、アルバムの作成は1冊あたり5~10万円程度が相場となっています。
土日祝の割増料金
土日や祝日は撮影を希望する人が多いため、1~3万円ほど割り増しされることが多い傾向にあります。また、春や秋などの繁忙期も高く設定されているのが一般的です。
割増料金はスタジオによって異なるため、事前に確認しましょう。
プランにない場所で撮影する
プランにない場所で撮影したい場合は、出張料金や交通費、撮影許可をとるための費用、スタイリストのアテンド料など多くの費用が必要になります。
これらの費用を基本プランにある程度含めているフォトスタジオもありますが、なかには基本料金を格安に設定しているケースもあります。その場合、希望を叶えるためにたくさんのオプションが必要になるため、合計金額には注意が必要です。
フォトスタジオやプランを決める際は、基本プランの内容とオプションをしっかりと確認し、希望のプランではどれだけの金額がかかるのかよくリサーチして決定しましょう。
■写真だけの結婚費用を抑える方法
最後に、写真だけの結婚費用をできるだけ抑える方法を紹介します。後悔することなく、うまく費用を抑えるには、譲れない条件を明確にすることが大切です。費用をかける部分と節約する部分を決めて、理想の結婚写真を叶えましょう。
休日や繁忙期は避ける
割増料金が加算される休日や繁忙期を避けることで、写真だけの結婚費用を抑えられます。フォトスタジオが独自のサービスを展開していることも多いので、費用を抑えたい方はしっかりチェックすることをおすすめします。
また、桜や紅葉が美しい春と秋は人気のある季節のため、多くのフォトスタジオでは料金を高めに設定しています。とはいえ、夏や冬でも工夫次第で魅力的な写真が撮れます。費用を抑えたい場合は、人気の高い季節を避けるとよいでしょう。
衣装は1着に絞る
衣装を1着に絞ることも、写真だけの結婚費用を抑えるためには有効な手段です。
前述した通り、衣装の追加には1着あたり数万円の追加費用がかかります。また、追加した衣装に合わせたヘアメイクの費用も別途発生します。衣装は最小限に抑え、グレードアップをしなければ、トータルの費用を大幅に抑えられるでしょう。
スタジオ撮影を選ぶ
写真だけの結婚費用を抑えるためにはロケーション撮影ではなく、スタジオ撮影を選ぶのがおすすめです。
スタジオ撮影とロケーション撮影では、料金に10万円程度の差が出るケースも珍しくありません。さらに、ロケーション撮影の場合、雨などの悪天候のためにキャンセル料が発生するリスクもあります。
ただし、依頼するスタジオは事前によく調べてから決めましょう。事前のリサーチは、理想の結婚写真を実現するためだけでなく、費用を抑えるためにも効果があります。スタジオによっては、5万円ほどの低価格でスタジオ撮影ができるところもあるため、気になったフォトスタジオはすべてチェックしましょう。
キャンペーンを利用する
多くのスタジオでは、早期予約割引や季節限定キャンペーン、友達紹介割引、モニター特典など、さまざまなキャンペーンを実施しています。こういったキャンペーンを利用することで、通常時よりもお得に結婚写真を撮影できるでしょう。
小物やアクセサリーを持ち込む
持ち込み費用が高くなければ、小物やアクセサリーを持ち込むことで、レンタル費用を抑えられることもあります。特に、下着類や撮影用の小道具などは用意しておくとよいでしょう。
ただし、持ち込みの可否や持ち込みによる追加料金はスタジオによって異なるため、かえって費用がかさんでしまわないように注意してください。
■まとめ
結婚式を挙げずに、ブライダル衣装を着て写真だけを撮る場合、深く思い出に残るだけでなく、挙式をするよりも大幅に費用を抑えられます。プランや追加費用の設定は、スタジオによってさまざまなので、複数のスタジオやプランを比較して2人の希望を叶えられるフォトスタジオを選ぶようにしましょう。
スタジオエミュのフォトブライダルは
わかりやすい料金設定
※土日祝は22,000円
撮影料に含むもの
〇ヘアメイク
〇多ポーズ撮影
〇ご家族・ご兄弟との撮影
さらに!